元旦2006/01/01 23:58

正月早々に風邪をひく。幸先悪し。

大晦日はPRIDEを見た。
0時近くなってからチャンネルを適当に回していると
NHK教育で山田風太郎氏の特集のようなものをやっていた。
氏の日記から戦後日本の世相を見直すという趣旨の番組で
おもしろくて見入っていたら、気がつかないうちに年が明けていた。
例年の年越しカウントダウンとやらは騒がしくて好きになれないので、ちょうどよかった。

賀状は今年も書かず。
不義理をしっぱなしだが、どうもしかたない。

「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」2006/01/02 23:00

まだ見てないというと、石井まゆみさんが「是非見るように」
といってDVD貸してくれたので、
かなり遅ればせながらも見ました。

いやいやいや、なんか懐かしいね。
FFは7が一番好きです。
キャラのデザインも好きだし、ゲーム中に動く人形劇みたいな
ちびキャラも愛着があります。

なので、このCGムービーはあまりにもリアルになりすぎてて、
ちょっと怖かった(笑)。

しかしヴィンセント、えらいかっこいいですな。声もしぶい。
あとレノは特にいい味出してた。

アクションシーンは、正直動きが速すぎてなにやってんのか
わかりにくいところもありました。
どうしても戦闘場面ばかりに目が行きがちだけど
静かなシーンもいいところ多いですね。

でもティファが包帯拾うところ、あの手のアップは
もう少し演技させたらよかったのになあ。

ドラキュラ2006/01/03 19:22

GyaOで『ドラキュラ・イン・ブラッド ~血塗られた運命~』ってのを見ました。

これは日本で勝手に付けたタイトルのようで、原題は"Dark Prince"。
The True Story of Draculaという副題がついているところからもわかるとおり、ホラーのドラキュラではなく、ドラキュラ伝説の元になったルーマニアの領主、ブラド・ツェペシュ公の伝記です。

ジャンルは歴史物になるんでしょうが、このタイトルとジャケ画像のせいで、レンタル店ではホラーの棚に並んでそうだなあ(´-`)

恐ろしい串刺し刑の描写よりも、侵略者からワラキアを守る領主としての活躍が主になっていて、わりと肯定的に描かれてます。というか串刺し刑そのものも、ブラド公以前から存在していたと聞いたことがあります。特に彼が残酷だったわけでもないんではないかと。

映画はある程度史実に則って作られてますが、まあドラキュラの史実なるものも諸説あるようなので、完全な伝記映画というわけでもないのかな。

しかしあのラストは……。あれ?あれれ?
ギリギリ許容範囲なんでしょうか。まあ私はあれでOKでしたが(^^ゞ

あー、それから奥方役のジェーン・マーチがかわいかったです。

中世騎士物語2006/01/04 22:09

トマス・ブルフィンチ (著), 野上 弥生子 (翻訳) 岩波文庫

アーサー王伝説を中心に、中世の騎士たちの物語を紹介した本です。
ひじょうにあっさり味でした。

じつはこれ途中まで読んで、あれ?前に読んだ気がするな~と思ったら、それもそのはず。
角川文庫から出てる『新訳 アーサー王物語』という本を以前読んだんですが、その本は『中世騎士物語』からアーサー王に関する部分を抜粋して編集したものらしいです。

ただ、訳文のせいなのか、ずいぶん印象が違う。
印象だけでなく、意味合いが違うところもあります。

一部分を比べてみると、

・しかし昔からの諺にあるとおり、まったく『正しき者には危険はない、ただ卑怯者に逢うとき以外は』だ。(角川文庫版)

・だが、古い譬えにも言う通り、正しい人間に決して危険というものはないはずだ。危険な時は臆病な時だ。(岩波文庫版)

この2つは同じ箇所の訳文。
前に角川文庫で読んだときに気に入ってた部分なんですが、岩波文庫だとだいぶ違うイメージになってます。
翻訳ってたいへんだなあ。

後半は『マビノジョン』や、ロビン・フッド、はてはベーオウルフのような英雄伝説まで紹介してあって、なかなか盛りだくさんだけれど、そのぶん薄味になってる感があります。
ただ『マビノジョン(マビノギ)』は、ものすごく興味を惹かれました。
これは抄訳ではなくいつかきちんと全訳を読んでみたいもんです。

新聞2006/01/05 17:56

とうとう新聞をとるのをやめました。

連載小説がつまらなくなったらやめようと数年前から考えてたんですが、朝刊がつまらないときは夕刊がなかなかおもしろく、夕刊がだめなときは朝刊が良かったりしていたので、なかなかやめるタイミングがつかめなかったのでした。

ここ半年ばかりは連載小説も読んでなかったし、ちょうどいい頃合なので購読をやめました。

中学生までの私は、家にある新聞は「弁当をくるむ紙」くらいの認識で、せいぜいテレビ欄と4コママンガくらいしか目を通さなかったんですが、一人暮らしを始めた年から読むようになりました。

本当は薄給だったので新聞をとる余裕などなかったんですが、次々とやってくる勧誘員を断りきれなくて半ばむりやり購読しはじめたので、読まないともったいないということで、読む習慣ができたってかんじです。
だからかれこれ30年近く読み続けていたことになります。

やめてしまったけれど、新聞にはひとかたならぬ愛着があります。
なにより新聞紙の独特な手触りには捨てがたい魅力があるんですよねえ。

はっきりいって新聞には速報性がない。
主要記事はネットでいちはやく閲覧できるので、わざわざ新聞をとる必要がないという人も最近は多いみたいです。

が、しかし。

見出しで記事を選んで読む方式だと、読みたい記事しか読まなくなります。
他の人はどうだか知らないけれど、自分はそう。

新聞は紙面が大きいので、目当ての記事を読んでいても、他の記事の見出しやら広告やらが自然と目に入ります。
目的の記事を読みにいくだけでは到底みつからないような思いがけないものに興味惹かれたりすることも多いです。
こういうのも一種の出会いといえるんじゃないでしょうか。

まあ、インターネットでも関連記事の見出しが見えてるので、ニュース記事のネットサーフィンなんてこともできるけれど、目を移動するだけで別の記事が読める新聞と違い、飛ぶためにクリックするのは意外と面倒だったりします。
記事をクリックするかどうかを自分の基準で無意識に決めてるような気がします。
そうすると無関心な記事はいつも見ないことになる。
なのでテレビのニュースも並行して見ないといかんかなと思う昨今。


私が十代の頃は新聞をとっていないというと驚かれたものですが、今は若い人が新聞をとってるほうが珍しがられるみたいです。
それでも親が購読していれば、家族も新聞を読む習慣が自然とつくんでしょうが、親が読まないならば、次の世代の子たちはますます読まなくなるんでしょうね。

でも新聞を読むのをやめてしまった人間としては、何を言っても説得力なし。

ひとつ心配なのは、これからは皿を割ったとき、破片をくるむ紙に困るなあ。

炎の砦マサダ2006/01/06 17:36

以前紹介したYahoo!の「LAUNCHcast」というインターネットラジオで、ジェリー・ゴールドスミスにチェックを入れておいたら(オーメンが聴きたかった(笑))、『マサダ』のテーマ曲がかかってびっくり。
あ~、これってゴールドスミスの曲だったのか。ぜんぜん知りませんでした。
20年ぶりくらいに聴いたけど、いいなあ、勇壮だなあ。

この曲が使われたTVムービーは、日本では『炎の砦マサダ』というタイトルで80年代半ばに放送されました。

ユダヤの反乱軍が難攻不落の天然要塞マサダ砦に篭城してローマ軍と戦う史劇で、たしか4回に分けて放送されたように記憶してます。

実話なのでラストはずいぶん悲劇的でしたが、じつに見ごたえがあったドラマでした。
攻城戦に不可欠の「攻城塔」と「破城槌」はこのドラマで初めて知ったんじゃなかったかな。

で、テーマ曲を聴いてたら急にまたムラムラと見たくなって、アマゾンとかを検索。

DVDが出てるかと思ったら、ないっすね~。

おまけに原作本も絶版だし、きびしい状態です。とほほ。

バディ・ボーイ2006/01/07 20:21

またまたGyaOで映画を見ました。

去年までは画面上部に出ていた広告が、右横に表示されるようになったようです。
アイフルの広告になると安田美沙子が上を指差して「詳しくは上のバナーをクリックしてください」って言ってたのがかわいくてよかったんすけどね。

えー、それで、見た映画は『ペイン』です。
劇場公開時は原題と同じ『バディ・ボーイ(BUDDY BOY)』というタイトルだったらしいんですが、DVDでは『ペイン』に変わってます。
うーん、なんでこのタイトルに変えたのかわからない(^ω^;)

GyaOにあった内容紹介記事を転載すると

“フランシス(アイダン・ギレン)は、脚の不自由な母の世話に拘束され、鬱屈した毎日を送る30代。裏アパートに住むグロリア(エマニュエル・セイナー)の部屋を覗くことだけが趣味だが、その罪悪感に苦しんでもいる。ひったくりと揉み合うグロリアを助けたフランシスは彼女と親しくなる。彼女が心優しい菜食主義者だと知ったフランシス。しかし、やめられない覗き見で、彼女が肉塊を貪り見知らぬ男と愛を交わす姿を見てしまう…。 ”

というものなんですが、この文章だけでもわかるとおり、『裏窓』とか『サイコ』とか、全体にヒッチコックへのオマージュが散りばめられてる作りでした。

壁の穴から隣を覗くといっても、期待しちゃいそうなエロ展開ではなく、さりとてアンリ・バルビュスの書いた『地獄』のような哲学的なお話にもならず、まあ普通にサスペンスで通していくわけだけれど、論理的展開にはなりません。むしろ雰囲気で流してるかんじです。

映画はいきなり主人公フランシス君のマスターベーションのシーンから始まります。
ここが秀逸。
机の上にエロ雑誌かなんかをいくつも広げてシコシコしてるんですが、その中に見開きでおっぱいのアップが載ってる雑誌があります。これは主人公が何を見てるのかを絵的にわかりやすくするためのおっぱいアップとも思えるんですが、それよりも、むしろ主人公が女性に対してウブだということを、このおっぱい写真をおかずにしてることで表したかったんでしょうね。
おっぱいのアップ写真でオナニーできるのは、中学生か、あるいはパーツとしてのおっぱいフェチかです。
あと、豊かなおっぱいは当然母親の象徴でもあるんでしょう。
彼は暗い性格で、吃音症のせいか友人もなく、部屋で帆船の模型かなんかを作るのが趣味らしい。

この引きこもりフランシスがあまりにも内向的すぎるのに対して、ヒロインが異常なほど彼に積極的なのがラストまで釈然としないわけですが、そこがミソなんでありましょうか。

ともあれ、この主人公に感情移入できないので、途中からわりとどうでもよくなってきました(笑)。
一度は罪悪感からふさいだ覗き穴を、もう一回開いてしまうところまでは面白かったんですけどね。
「覗き」をするための具体的アイデアが何かあるといいのに。
彼が劇中でやったことといえば、覗き穴をもう一個増やして双眼鏡を使いやすくしただけ。こんなのは誰でも考えつくので、もう一工夫ほしかったなと(覗きそのものが映画のテーマじゃないですけどね)。

設定だけ読んで、伝説の怪作『覗き魔バッド・ロナルド』くらいぶっ飛んだ映画を期待しちゃったせいか、あまり後味のいい映画ではありませんでした。