伊藤彦造イラストレーション2006/06/22 22:25

伊藤彦造イラストレーション
 

 おととし亡くなられた伊藤彦造さんの画集の復刊、というか新装・増補版。

 以前出ていたものは古書店で数倍の価格になっていたので、手頃な値段の復刊はたいへん助かります。
 
 この方の絵は、迫力のある闘いの場面でもふしぎなほど品があって、ペンの線がとてもきれいなんですよね。

 腰巻には「580作品収録」とあります。収録点数が多いのは嬉しいけれど、欲を言えば、最低でも雑誌掲載時のサイズで見てみたいなあ。掲載時よりも大きいものもありますが、かなり縮小されてる絵もあるので。

 私はこの方のことを、なんとなく時代劇専門に挿し絵を描いていた人だと思い込んでいたんですが、小学館が昭和40年から発行した『少年少女世界の名作文学』の挿絵も担当していたそうで、この画集でも、古今東西の小説のキャラクターをいくつか見ることができます。

中でもシェンキェヴィッチの『クオ・ヴァディス』の挿し絵などは、意外なほどハマっていて驚きました。
 (余談ながら、小学生のころの私は、この『少年少女世界の名作文学』を図書室から借りてよく読みました。このシリーズは今から思うと充実したラインナップだったし、執筆陣も訳者や監修、挿し絵にいたるまで豪華で、全体の編集も、子供向けだといっても決して手を抜かない一流のものだったように思います。できればもう一度読んでみたいと思うほど。)
 
 来月は弥生美術館にて『伊藤彦造追悼展』も開かれるし、時間があれば観にいきたいと思ってます。

コメント

_ sue-kie ― 2006/06/25 09:05

いつも色んな絵画や小説の事が紹介されていて,
日常雑記とともに,そちらも楽しみに読ませて戴いてたのですが,
私も実家のお墓の近くの弥生美術館で,偶然見ていらい..
伊藤彦造大好きなものですから,オオッと喜んでしまいました.
夏に里帰り兼墓参り兼,観賞に行きたいと...出来ればなんですが(笑)

_ kon ― 2006/06/29 16:48

sue-kieさん、はじめまして(ですよね?)
拙い日記を読んでいただいてありがとうございます。
伊藤彦造展は9月24日までとけっこう長いので助かりますね。
ただ会期が長いと油断しちゃて、逆に見そびれてしまうことが多いので、気をつけたいと思ってます(^ω^;)

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